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ご挨拶
校長 田中 理子(たなか みちこ)
今年度から本校の校長に着任いたしました田中と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
本校は、昭和55年に開校した知的障害児のための特別支援学校で、今年度創立45年目となります。平成28年度からは、小学部、中学部の特別支援学校として教育活動を進めております。今年度は小学部123名、中学部67名、計190名の児童生徒の在籍でスタートしました。本校の学区は、狭山市、入間市、飯能市、日高市の4市です。また、令和5年度からは狭山清陵高校内に狭山清陵分校が開校いたしました。
このような歴史ある狭山特別支援学校で、校長としての任務を仰せつかり、改めて身の引き締まる思いでいっぱいです。そして、本校に学ぶ児童生徒、保護者の皆様、地域の皆様、教職員、狭山特別支援学校にかかわるすべての人が笑顔で輝き、将来の幸福を目指し、地域と共に存在する学校づくりを目指します。
学校教育目標は、「ささえあう やりとげる まなびあう」です。この目標を達成するために、指導・支援の連続性、系統性を大事にしながら児童生徒一人一人のニーズに応じた、きめ細やかな指導を行い、個々の力と可能性を最大限に発揮することができるように「チーム狭山特支」、全教職員一丸となって日々の教育活動を行ってまいります。
目まぐるしく変わる社会の変化に柔軟に対応し、今までの狭山特別支援学校らしさを大切にしながらも新しい価値観を受け入れ、さらに進化し続ける学校でありたいと思います。
関係者の皆様方におかれましては、本校教育活動へのご理解をいただきますとともに、児童生徒の健やかな成長と本校発展のためにご支援とご協力を賜りますよう、よろしく願い申し上げます。
令和6年4月吉日
学校経営方針
1 学校教育目標
さ ささえあう
や やりとげる
ま まなびあう
2 目指す学校像
・教員間の想いをひとつに、子どもの将来を見すえて成長を積み重ねられる学校
多様な価値観が認められる時代。迷ったら「子どもファースト」そして子どもの立場に立った
「わかった」「できた」を大切にする実践を重ねていきたい。それが最終的に子どもの成長につながる。
具体的には構造化やみえる化、ICT機器の活用を充実させ、教育環境を整備する。
また、学習指導要領に基づいた根拠ある授業実践を進め、学びの質を高めていく。
教職員一人ひとりが豊かで個性的なアイデアを発揮し、積極的な授業改善をすすめていく。
3 学校経営方針
(1)児童生徒、保護者、教職員相互間での人格の尊重と信頼関係の確立
(2)児童生徒一人ひとりの教育的ニーズに応じた適切な教育支援の実施
(3)教員の専門性向上のための研修の促進とセンター的機能の充実
(4)社会に開かれた教育課程の実現と地域の教育力の活用
(1)が全ての根幹であり、(1)が築かれてこそ、(2)~(4)に発展する。
特別支援教育は人権教育とつながる。根っこは人を人として尊重(リスペクト)する事。相手が児童生徒
保護者、教職員の誰であっても変わらない。人と人の間に心の壁をつくってしまうと、信頼関係が崩れ指導
や授業がうまくいかなくなる。教職員間では、仕事が円滑に回らなくなる。また、児童生徒の呼称を「〇〇さん」
と呼ぶとその後の言い方も「〇〇してください」となる。常に冷静な対応を心がけ、相手を尊重し互いに理解し
合おうというスタンスを大切にしていく。
4 教育方針
(1)児童生徒の教育的ニーズを十分に把握し、個に応じた学習指導の充実を図る。
(2)特別支援教育のノウハウを全職員で共有し、地域におけるセンター的機能を発揮する。
(3)地域社会との連携を深め、将来の自立と社会参加の実現に向けた教育課程を実現する。
5 重点目標
(1)学習指導要領及び児童生徒の実態を踏まえた教育課程の編成
(2)関係機関への理解を促進し、児童生徒の自立・社会参加を目指した教育の推進
(3)地域・保護者と連携し、安心・安全で効果的な指導・支援の充実